山口県立 青嶺 高等学校 全校終礼


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平成24年(2012年)2月3日(金)        課題研究発表会を開催しました    


   機械科・電気科・普通科3年次生が「課題研究」として取り組んできた成果を発表しました。1月19日と24日に行われた各科(電気科5班・機械科10班)の発表会で好評を博したテーマに、普通科(1班)の発表が加わり、立派な内容のプレゼンテーションでした。(内容は下記参照)
   指導助言者としてお迎えした岸田光司様(株式会社シグナレックス・取締役 副工場長)からは、「失敗から学んでいる」「安全意識を持っている」「よく協力している」「日誌を残すという意識がよい」などの講評をいただきました。また「守破離」という言葉を引用され、「基本を守り 応用し 創造する」ことを大切にしているというお話をいただきました。
   長期間にわたりおこなってきた学習活動でしたが、発表も無事終わりました。製作から発表に携わったすべての皆さんお疲れ様でした。雪道の中お越しくださった保護者の皆様方、ご観覧いただきましてありがとうございました。なお、美祢ケーブルTVさんが、本日の様子を取材に来られました。




発表テーマの紹介 課題研究発表会 配布資料より


ソーラーオーブンの製作 (M3 野原 山之井 白井 水上)


私達は、市販のソーラーオーブンを真似して段ボールなどを使って作りました。制作していく中で苦労した作業は、アルミテープを平らに貼り付けることです。平らに貼り付けないと太陽光が一ヶ所に集まらないので集中して作業に取り組みました。出来あがったものを実際に使ってみると中の温度は140度を超えていました。ゆで卵を作るのは1時間20分かかりましたが、おいしくきれいなものを作ることができました。



「ちょるる」製作 (E3 池田 来嶋 幸松 中垰 )


私達は、今年の山口国体にちなんだ「ちょるる」を作製することになりました。材料は学校にあったパイプや工具などを使って骨組み作製をし、竹を使って輪郭をとりました。竹の上から金網を張ってその上に新聞を貼り付け、最後に色塗りをして完成しました。正確な寸法で見栄えよく仕上がるよう試行錯誤しました。「ちょるる」に音声回路など電気の専門分野の内容を取り入れ、自分たちの作った作品が高く評価されたことはとても嬉しく思っています。大変充実した課題研究でした。


普通科課題研究班 (G3C 小田 金田 増原 )


「ペーパーホルダー、ブックエンド、LED飾り、シーケンス制御体験、電気工事」を、体を動かしながら学習しました。本格的な機械、工具や設備で、ものづくりができる課題研究であったので、よい経験になりました。工業の基礎を学んでいなかったにも関わらず、先生方が分かりやすく丁寧に教えてくださったので感謝しています。メンバーとも和気あいあいと楽しい時間を過ごすことができました。これから先、このような仕事はしないかもしれませんが、作業を通した経験や安全教育は、活かしていきたいと思います。


LED活用    (E3 宮川 三ア 浜野 )


 私たちは、最近話題になっているLEDを使って何か身近で役に立つものが作れないかと思い、その活用を考えました。LEDの特徴は「消費電力が小さい」「長持ちする」「軽くて衝撃に強い」「いろいろな発光色がある」です。この特性を活かせるものとして、『圧電素子とLEDで歩くたびにかかと部分が光る靴』と『外灯(常夜灯)』を制作しました。『外灯』は、完成後にその明るさや消費電力を測定し、元々の蛍光灯の物と比較するとかなり良い結果が得られたと思います。


カウントボード班   (M3 阿部 伊藤 岩田 中田 )


 私達は、弓道の看的と野球のカウントボードを製作しました。自分たちが製作した作品が学校で役立ってもらえるよう一生懸命製作しました。野球のカウントボードは材料の入荷が遅れ未完成だったため、2年次生に引き継ぎます。
 看的・・・弓道や射撃競技で、的のそばにいて、「当たり・外れ」を報告すること。また、その人のことをいいますが、私たちが製作したのはその「当たり」を表示するボードです。




プレゼンテーションの様子


【発表1】 ソーラーオーブンの製作【発表2】 ちょるる製作【発表3】 普通科課題研究班

【発表4】 LED活用【発表5】 カウントボード班指導講評とTV局の取材